10月19日より行われている新人戦第4支部大会の結果をご報告します。
新人戦支部大会は、ウインターカップ予選に参加する8校を除く学校が、地区に応じて4つの支部に分けられ行う大会です。各支部のベスト8は、1月に行われる新人戦本大会への出場権を獲得できます。本校は、第4支部に所属しており、4月、5月の大会結果から、第7シードでこの大会に向かいます。過去10年以上出場できていない新人戦本大会への出場と東京都ベスト16という目標の達成に向けて強い決意で臨みました。また、今大会に向けて、本部父母会の方から新しい横断幕を寄贈していただきました。

「百万一心」
この言葉は、戦国大名毛利元就が一致団結のために家臣たちに説いた言葉です。スポーツ推薦を全く取っていない錦城男バスを、大大名に囲まれていた安芸の一国人だった頃の毛利家と重ね合わせ、一人ひとりの持てる力を結集して、毛利家のように強豪を倒し、勝ち上がっていくという想いが込められています。
初戦の相手は、杉並学院高校。毎年、交流を持たせていただいている学校の1つですが、今年はU-18リーグ戦でも都の上位校相手に好成績を残しており、個の能力では格上の相手です。また、中間考査と被ってしまい、限られた時間の中での準備が必要な初戦から大きな試練となるゲームでした。結果は以下の通りです。
2回戦敗退
2回戦 錦城 58 - 70 杉並学院
杉並学院は、個の能力が高いメンバーが多く揃っているため、チームとして相手の個をどう抑えるかがテーマとなるゲームでした。前半は、粘り強くハードなチームDFで相手の自由を奪い、ゲームプラン通りに主導権を握りました。しかし、要所で本校のイージーなミスから相手に得点を与えてしまう場面も多く、流れを持って来れないまま試合は進み、3点リードで前半を終えます。それでも、後半もリードをキープしながら試合を進めることができましたが、3Q終盤から本校の足が完全に止まりだし、相手の個を抑えることができず、リバウンドを支配され、外角のシュートで逆転を許してしまいました。4Qも追いつけるチャンスはありながらも、簡単なミスと足が止まったことが影響し、点差を10点まで広げられてしまいます。最後まで気持ちのこもったプレーで逆転を狙いましたが及ばず、最終的には12点差で敗れる結果となりました。



今回も大変多くの保護者の皆様に応援に駆けつけていただきました。本当にありがとうございました!
この結果、2回戦で敗退となりました。主力選手の怪我やテスト期間によるコンディション不良など、悔やまれる部分は多々ありますが、そこも含めた実力不足が露呈した結果だと思います。また、以前から課題としていたイージーミスや本校の大きな武器である走る展開のバスケができなかったことなど問題点も山積みです。しかし、この負けがすでにチームを少しずつ変えています。ミーティングを経て、練習の雰囲気など大会前から明らかに変化した部分も多く、部員たちも春のリベンジに向けてこれまで以上に強度高く懸命に練習に励んでいます。昨年も、新人戦の初戦を接戦で落とし、その悔しさから這い上がってベスト32まで駆け上がりました。悔しくも新人戦は昨年と同じ結果になってしまいましたが、今年もこの悔しさをバネに、ここからの長い冬を乗り越え、必ず這い上がり、ベスト16という目標を達成すべく取り組んでまいります。引き続き男子バスケットボール部をよろしくお願いいたします!